チケット転売は稼げる?犯罪?経済学の視点から論じてみる

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現在、男女、アイドル問わず様々な人気アーティストのファンの間でチケットの入手難易度が非常に高くなり、ネットオークションで非常に高い額でやり取りされています。

問題となっている原因であるチケット転売の是非について経済学の立場から考えてみたいと思います。

 

 

チケット転売についての意見

先日テレビを見ていたところ、橋本徹元大阪市長がチケット転売について容認する発言をしていました。

http://www.j-cast.com/2016/11/30284845.html?p=all

 

その半面で、多くの反対派の意見もあります。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1608/23/news063.html

このように一応の賛否両論ありますが、多くの方は反対という意見なのではないでしょうか?

 

経済学的な観点としての問題提起

そもそも資本主義の立場から考えるとこの問題の発端はどこにあるのか?

資本主義の原則として『経済活動の自由』『市場経済』という概念があります。

簡単に言ってしまえば、どんなことで儲けてもいいし、いくらで売ってもいいよということです。(法律の範囲内で)

その観点に立って、チケット転売の是非について考えてみます。

 

チケット転売は悪なのか

結論から言ってしまえば経済学上チケット転売は悪ではないでしょう。

なぜなら、価値があるものを安く買って高く売るという経済の本質を行っているだけに過ぎず、これが罰せられるのであれば、スーパーやコンビニ、商店街など軒並み罰せられてしまうからです。

 

ではなぜミスマッチが起こってしまうのか?

 

問題は下記の2点のどちらかです。

  1. 供給が足りていない。
  2. 価格が安すぎる。

では一つずつ見ていきましょう。

供給が足りてない。

供給が足りていないというのは需要に対し、供給量が足りていないという意味です。

具体的に言えば、需要に見合うようにライブの回数を増やせば、チケットのプレミア度が下がり、転売がなくなるでしょう。

もし、現在のクオリティを維持しながら回数を増やすのが難しい場合は一回のライブの時間を短くし、回数を増やすことで効用(ここでは満足度だと思ってください。)を下げながら、供給量を増やすことが出来ます。

明らかに需要に対し、供給量が足りてない状態では転売業者が生まれるべくして生まれた環境だといってもいいのではないでしょうか。

 

価格が安すぎる。

価格が安いとはどういうことか。

市場経済では価値が高いものほど高い価格を払わなければならないのは当然のことです。

ところが、人気アーティストであっても、販売価格は一般的なアーティストと変わりません。

本来、商品は買う人がいるのであれば完売する範囲で価格設定を行うべきなのです

ただし、どんな人にも来てほしいから価格を上げないという考えからは経済学的には存在しないものとします。

つまり、公式で購入できるチケット自体が本来の価値に比べ、非常に安く手に入るという状態なのです。

そして、転売業者はそれを適正な市場価格で販売しているということです。

 

ではなぜ、供給量を上げたり、価格を吊り上げることをしないのか?

イメージ商売である以上、時間の短いライブや高額なチケット販売を行うとマネージメント会社への批判が殺到するのが原因でしょう。

そう考えると、問題の根幹はアーティストのマネージメント会社にあり、市場の仲介者として転売業者はいるのではないでしょうか?

以上の点から考えるとチケット転売は経済学上は悪ではないといえるのではないでしょうか。

 

チケット転売の悪

ただし、ここまでの意見は経済学的な意見です。

実際は転売行為をアーティストが禁じている場合が多く、そのルールを破っている点については悪だといってもよいでしょう。

また、転売の利益について確定申告をせずに脱税を行っている個人や業者も中にはおり、そういった部分では悪だと断言してもよいでしょう。

まとめと注意

経済学的に考えると転売行為自体は非常に合理的な行為です。

なにより、世の中の小売業者は全て転売です。

チケットであっても、どんなものであっても安く買って高く売るという原則には変わりません。

アーティストのマネージメント会社が供給量や価格を吊り上げれば転売行為自体が発生しないでしょうし、経済学上適正な対処方法だと考えられます。

ただし、転売行為が罰せられる可能性や脱税行為を誘発している点では経済学とは関係なく悪であると言えます。

そして何より重要なのが僕個人の感情としてはチケット転売については悪だと感じているということは理解してください(笑)

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